十字架の血に【歌うことは希望を語ること】

阪神淡路大震災1ヶ月後に天に召された父の愛唱歌

#十字架の血に
作詞・作曲 Lewis Hartsough–1828-1919
Baritone & Piano 時田直也

#ルーテルアワー「#心に光を」の50周年記念に寄稿しました

せつない夜明けにイエス様の光が

ルーテルアワー「心に光を」50周年おめでとうございます。このネット社会の中でイエス様の福音がラジオの電波を通して伝えられていることは本当に素晴らしいことだと思います。今のこの社会はどの世代の人にとっても生きにくい時代、そのような中で限られた時間内で福音を伝えておられる方々に頭の下がる思いです。私も何度かインタビューをしていただいたり、コンサートにお招きいただきました。ラジオ牧師の有木義岳先生に洗礼を授けていただいたことも懐かしく思い返しております。何より震災後に天に召された父は学生時代療養生活の中でこの番組の前身である「この人を見よ」を聴いて福音に触れ、イエス・キリストと出会いました。父は肺を切除し呼吸器系の病気で中学時代は長い療養生活を強いられました。何の希望も持てず悶々としていた時、ラジオから聞こえてくる美しい賛美歌とともに語られる聖書からのメッセージが砂地に水が入って行くように父の心に染み込んでゆきました。「自分で生きているのではなく、天地宇宙を創造された神様によって活かされている。」このことを知った時、父の心に今まで経験したことのない喜びが溢れてきました。福音に希望を見出した父は、少しづつ元気になり、病弱ながらも自営業を営むようになりました。結婚し、私が生まれ、我が子が生涯目が見えるようにはならないと診断された時は本当にショックだったようですが、その時も聖書の言葉がありました。「あなたがたの中で善い業を始められた方が、キリスト・イエスの日までに、その業を成し遂げて下さると、わたしは確信しています。」(フィリピ1:6)そんな父は生まれつき目の見えない私に繰り返し繰り返し語ってくれました。「お前が生まれてきてくれて本当に嬉しかった。お前は神様の尊い作品として創造されたのだから、苦しいことや悲しいことがあっても自分の力に頼るのではなく共に歩んで下さる主イエス様から力を頂き、イエス様と共に歩んで行きなさい。そして自らを捧げてゆきなさい。」この言葉は私の心に中に今も刻みつけれらています。このルーテルアワー福音放送がなければ父はイエス様に出会うことがなかったでしょう。今のわたしもなかったかもしれません。父が経験したように、誰にも言えない悩みを抱えながら眠れない日々を過ごしている人の心に今もこれからも光を届けて下さるイエス様の福音が伝え続けられますようにと願ってやみません。

声楽家/Baritone 時田直也

西日本福音ルーテル教会・青谷福音ルーテル教会会員


 

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