風の便り

風の便り/What’s New

 

*2026.9.19(土)

大阪クリスチャンセンターOCCホール 落語家であり俳優「露のききょう」さんとのジョイントコンサート

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*2026.4

楽曲配信中のリーフレットができました

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風がやってきた

私にとって「風」は音楽です。 そして、「音楽」もまた風なのです。

〜 風がやってきた 〜

五月の神戸明るい日差しの中、
小高い丘をとぼとぼと歩いているひとりの人影。
腕には赤ちゃんが抱かれています。

何を見せても反応を示さない赤ちゃん。
未熟児網膜症で生まれつき目が見えない幼子でした。

「これからこの子をどうやって育てよう・・・」

重い心を引きずったまま、
少し休もうと彼は立ち止まりました。

そんな彼と赤ちゃんの間を
さーっと爽やかな風が吹き抜けていきました。

その時です。

手足をばたばたさせて、
その赤ちゃんが体いっぱいに喜びを表しました。

今まで何を見せても何の反応も示さなかった
自分の息子が喜びを全身で表したのです。

「この子が喜んでいる・・・」

「この子を育てていける」

「この子を育てて行こう」

爽やかな風はその父親に勇気と希望を与えたのです。

私、時田直也が生後六ヶ月のことでした。

エッセイ集「風ふく道で〜光の声をききながら」より

これが私の原点・・・

風を喜ぶ子を抱き、五月の風を抱く
 亡き父の俳句

風ふく道で

〜 挫折を越えて 〜

生まれたときから、見るという経験のない私に、両親は音の世界を贈ってくれました。 6歳でピアノを、19歳で声楽と出会い、自分の体を楽器にして心が表現できる喜びを知りました。

しかし音楽の道は平坦ではなく、挫折と闇の中で立ち止まった時期もありました。 そのトンネルから私を連れ出してくれたのは、ヘルマン・プライの声でした。絶望の歌の向こう側に、希望の光が聴こえました。

大学時代の恩師はこう言ってくださいました。 「大切なのは感性。こころで感じること。 音楽は目に見えないものだから、目の見えない君にしか歌えない歌がある」

その歌との結び付き、 よみがえる思い出・・・、 歌への感じ方は人それぞれ、

声を出した瞬間からその歌はもう私のものではないのです。

人智を超えた大きな力によって歌わせて頂いている・・・ 音楽にはそんな偉大な力を感じずにはいられません。

「歌うことは希望を語ること」

もう少し詳しく知りたい方へ ─プロフィールへ▷

光の声をききながら

独り言を言いながら自分の世界に浸って一人遊びをしていた少年時代、落語にはまり落語家に憧れた学生時代、声楽と出会い音楽の道を志した青春時代。

この青春がまだまだ続いています。

髪の毛は少し?薄くなってはきましたが、歌に対する情熱はまだまだ燃え続けています。

今までは序章、これからが本番!!

あのそよ風の喜びを体全身に感じた日から歌い続けて還暦を過ぎ、第二の変声期を越えた今だからこそ伝えたい「メッセージ」をバリトンの歌声にのせてお届けします。

人生を感じながらお聞きください!

「あの日の感動を人に伝えたくとも、同席した者にしかわからない空気に説明しようもなく、もどかしさを覚えながらもひとり心の中であの時の倖せを温めております。」とのお便りもいただきました。

ご一緒に心の旅をいたしましょう!!

 コンサートは一期一会、お一人おひとりとの出会いを大切に声の続くかぎり歌い続けてまいります。

「かけがえのないあなたに

『いのちの歌』をお届けします!!」

 


 

時田直也音楽事務所