今日まで、そして明日から

今年も #元町ミュージックウィーク の出演者募集が始まっています。

阪神淡路大震災を越え、ミュージックウィークを通して本当に数えきれない出会いをいただきました。三宮を歩くと、駅周辺の再開発が始まっていることを肌で感じる今日この頃ですが、あれから23年何が変わり、何が変わっていないのでしょうか。「神戸元町丸太や」さんとの出会い、#バッハ の #コーヒーカンタータ をご一緒に上演させていただいた時に書いた原稿を読み返しながら懐かしくあの頃を思い起こしております。

<今日まで、そして明日から>

元町ミュージックウィークの中で、私はコーヒーコンサートに出演させて頂きました。共演したメンバーはほとんど初めての方々でしたが、練習の時から大変密度の濃い時間を過ごすことが出来ました。一人ひとりの演奏者の息づかいを感じながら私も歌わせて頂きました。何より嬉しかったのは、当日たくさんの方が聴きにいらして下さったことです。しかしこのコンサートを含め、元町ミュージックウィークを支え準備して来られた方々のご苦労は大変なものだったでしょう。皆様の神戸に音楽の輪を広げようという情熱に頭の下がる思いがしました。それだけにこのコンサートに出演させていただいた事を私は大変光栄に思っております。

思えば、私たちは阪神淡路大震災という恐ろしい経験をいたしました。私自身自宅を失い、その後父が亡くなり、母が過労で倒れ入院し、私は姉の嫁ぎ先や色々な所を転々としながら音楽活動を続けておりました。しかし、そのような状況の中で歌う事はとても辛いことでした。そんな私を支えてくれたのは、多くの方々の暖かい励ましと、やはり音楽でした。あらためて音楽には、人を癒し心と心をつなぐ大きな力があると感じました。今はおかげで母も元気になり目の見えない私を支え助けてくれています。

さて、21世紀を目の前にしている今、めざましく科学技術が発展している一方で大切な心を見失い混迷した時代といわれています。人間関係が複雑になり、心が通い合いにくくなっています。このような時代だからこそ、音楽の果たす役割は、大変大きなものがあると思います。これからも音楽を通して一人でも多くの方と出会い、希望の歌を歌って行きたいと願っております。ここ神戸で音楽の輪がますます広がっていくことを祈っております。

ときた なおや (神戸元町Music Week 2000 原稿)


 

白滝姫の歌

懐かしいものが出てきました。白滝姫の物語の原稿と楽譜と紙芝居の絵です。

長いこと忘れていましたが、そういへばシルバーカレッジにコンサートに招かれていた頃、シルバーカレッジの学生さんからこの物語の詩に作曲を依頼され、作ったことがありました。詩を書かれた方のお名前を忘れてしまい申し訳ないのですが、今晩は懐かしく思い出して口ずさんでおります。

「ほっこりさん」はじめどこかで歌ってみたいと思います。お楽しみに!!

「白滝姫物語」兵庫歴史ステーションに物語は掲載されています。
白滝姫 泉に降る栗の花

*山田の里と白滝姫を訪ねる


みんな、それぞれ誰かのおやど・・・

ぶたれもせず、ふまれもしない、この詩(土)は、一見何の価値もないように見える土も、実はかけがえのない存在であることに気づかせてくれます。生活の中で置いてきぼりにされているように感じられる時、この詩の最後の言葉が心を暖かくしてくれます。

みんな、それぞれ誰かのおやど・・・
思いを込めて 祈りを込めて・・・

金子みすゞの詩、「土」 ♪うたによせて一言
風はおもいのままに吹く♪ 時田直也News Letter No4 より


 

顔を見せない奥ゆかしさ・・・

鶯が総合運動公園で鳴いていました
この声をこれからどれくらい聴けるんでしょう
早春譜の歌の中に描かれている鶯、ときを見計らって泣き続ける奥ゆかしさ、顔を見せない奥ゆかしさ、そんな鶯が私は好きです


 

心に寄り添う言葉と音楽♫でコンサート&対談

心に寄り添う言葉と音楽というテーマでコンサートと対談をいたしました。

コンサートと対談ということでどんな風に展開して行くのか、楽しみでもあり、少し不安もありましたが、打ち合わせで松本佳久子先生とお会いした時、その不安が消えてゆくのを感じました。初めてお会いしたとは思えないほど話が弾み、非常に嬉しい打ち合わせの時でした。本番を迎えるのを楽しみにしながら選曲し、どのように話を展開させて行くかは当日の雰囲気で進めれば良いという安心感がありました。

いざ本番、やはり、松本氏の優しいフレンドリーな人柄にふれコンサートと対談を進めることができました。対談はもっともっと色々なお話を引き出せるかと思いましたが、逆に先生の方からわたしへの問いかけもあり、結構自分のことも話したように思います。通り一辺倒ではないこころの深いところに手が届くような時間でした。まだまだ、話し足りないことは多くありますが、それは次の機会においておきたいと思います。

今回は音楽療法にリンクしながら話が進んで行くにつれて思いがけない気付きもあり、自分自身の今までのコンサート活動の振り返りに良き時間を過ごすことができました。

この機会をくださった、兵庫県こころのケアセンターの皆様に心から感謝の思いでいっぱいです。

荒れた天気でしたが、とても良いひと時でした!!

ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。
会場は荒天にかかわらず、100人超、ほぼ満席だったようです
最後はクラリネットの演奏も加わって、♫上を向いて歩こう、♫故郷 を会場の皆様とご一緒に歌いました。

平成29年度兵庫県音楽療法士に認定された皆様の今後のご活躍を心よりお祈りいたしております。

#音楽療法 #心に寄り添う #言葉 #音楽 #兵庫県


 

ゆっくり休んでくださいね!

もうすぐ100歳を迎えるOさんのお見舞いに和田岬まで行ってきました。私が赤ちゃんの頃から私に暖かい眼差しを向けて続けてくださっている方です。この3月11日が誕生日!!喜びに満ちた声で迎えてくださるOさんは今までよりも一段と優しく穏やかになんとも美しくなられたように感じました。

「今までに100歳以上の人と出会ったことがないので私がその年になるなんて・・・」本当にちょっと恥じらいながら、話される声音が実にチャーミングに感じました。

私のことをず〜〜〜っと見続けてくださったOさん、おばあちゃんのような存在です。こんな風に美しく老いて行くことができれば幸いだと本当に思ったひと時でした。

元気になられて、教会でお会いできるのを楽しみにしています。
腕の骨を折られて、全治二週間の病院住まい
一番寒い時期を暖かいところでゆっくり休んでくださいね♪


 

大寒波が過ぎて

今朝は爽やかな青空が広がっています。列車も運行されているのをネットで確認!

高田駅近くの日本キリスト教団高田教会の礼拝に出席(^-^)させていただきました。

礼拝後、善哉をいただき、和気藹々と話がはずみ、ピアノがあったので、三曲歌いました。

良き出会いのひと時でした(^-^)

130年の歴史のある高田教会の皆様と


 

1.17 2018年

今年の1.17は呼吸器科の定期検診を終え、雨の中の東公園へ

もう、すでにセレモニーは終わっていたようですが、しみじみとした時間を公園の中をしばらく歩いて過ごしました。

あれから、23年!
長かったような、短かったような・・・

とにかくここまでよく生かされてきたということを改めて噛み締めました。

震災で亡くなられた方々お一人おひとりにオンリーワンのドラマがあるのだろうと思うと、追悼コンサートでどんな曲を歌っていいのか全くわからなくなりました。

そんな私の心の中で今、「雪の降る町を」3番の歌詞の折り返しで〜誰もわからぬ我が心 この虚しさを この虚しさを いつの日か祈らん 新しき光降る鐘の音〜このフレーズが鳴り響いています。


 

年の初めはウィーンフィル

明けましておめでとうございます
今さっき、NHKFMでウィーンフィルニューイヤーコンサートを聞いたばかり、いつもながらのウィーンフィルの洗練された演奏を楽しみました。2018年がスタートしたんだなぁと実感!
あ〜、今年はどれくらい歌を歌うことができるんだろうか!
と、期待しながら・・・今、風呂から上がってほっこりさっぱりしています。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

あ、そうそう、年の初め、am1:30から落語をたっぷりと楽しんで、夜はpm7:30からはウィーンフィルを楽しみました。息抜きは落語とクラシック、正月早々息抜き三昧!!


 

時田直也音楽事務所