ドイツの冬は零下20度!【たんぽぽは風にのって】

シューベルトの冬の旅 長い時間をかけて旅をしているようなイメージを持っていましたが

昨日は、そうか、ドイツの真冬零下20度の中を旅立つ若者のほんの一晩の物語だったのだと気付きましたf^^; (今回の私の解釈ですが・・・)

街の大通りから城郭の門を出て、大きな菩提樹と今も泉の湧き出ている公園へ、城郭の外側に流れる川、その流れのそばに立つ教会、城郭の門のすぐ脇にある小さなドアを潜ると墓地があり、12年前にドイツにお招きいただいた時、この物語の街を歩いたのです。ほんの2、3時間でしたが・・・
その情景を思い巡らしながら改めて翻訳した詩を読んでみました

人は命を掛けて大切にしていたものをなくした時、死を願う

随分と時間を掛けて回復してきた自分の気持ちと重ね合わせながら、翻訳を読んでいたので、冬の旅という言葉に流浪の旅を重ね長い時間をかけて旅をしていたと勝手に思い込んでいたのです

幻覚と現実を行ったり来たりしながらの死への旅路、そんなことを思い巡らせながら、マッチうりの少女とフランダースの犬のネロの最後の場面を思い出した眠れぬ夜でしたf^^;

神戸の冬は寒いと言ってもまだ暖かいです 寒さの厳しさが違うことをすっかり忘れておりました

男性群、失恋しただけで死ぬやろか・・・と話が盛り上がっておりました 大きな声で言えませんでしたが、「そういうものです」と一人、改めてこの若者の気持ちに共感したしだいです

今日は隣で「となりの熊さん」黙々と練習してはります もちろん声は出してますが・・・

記:管理人

郵便馬車【今日の一曲】

今日もドイツ語が鳴り響いている
我が家の very very 小さなサロン
 
冬の旅 シューベルト全曲コンサート
by「となりの熊さん」2月23日(火・祝)14:00start
今回は弾き歌いではありません
 
明日は1.17ですが、2月23日は阪神淡路大震災・東日本大震災そしてコロナ禍の今に思いをよせて歌います
 

2014年収録の 郵便馬車
大切なあなたからの手紙が届くことはないとわかっていても・・・

Wasserflut あふるる涙 Pf時田直也 【歌うことは希望を語ること】Radio

シューベルト冬の旅の1曲をピアノで少しアレンジを加えて演奏しています

#Wasserflut あふるる涙 作曲:Franz Schubert
2020/8/31 REC at 時田直也音楽事務所 ♫~~~~~~~~~~~~~~♪~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Youtube : Tokita Naoya チャンネル登録をよろしくお願い致します

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セレナード Serenade Br & Pf 時田直也【歌うことは希望を語ること】Radio

この歌は恋人の窓辺に立ってささやく若者の切ない恋歌です
内容と曲想がピッタリはまっている名曲です

セレナード Serenade
作詞:Heinrich Friedrich Ludwig Rellstab( 1799年4月13日 – 1860年11月27日) 作曲:Franz Schubert  (1797年1月31日 – 1828年11月19日)
Br & Pf 時田直也
2020/8/31 REC at 時田直也音楽事務所

写真はJR灘駅前にある「セレナード」

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シューベルト冬の旅 菩提樹 なつかしい方からの便り

ドイツ、デッセルドルフのKさんからお便りがありました。懐かしくお招きいただいた日のことを思い出しています。(もちろん今までも何かにつけて思い出すことも多かったのですが、今日は特別)

結婚して3年ほど経った頃にお招きをいただいて、本当にお世話になりました。
少し、「となりの熊さん」のコンサートの付き添いに慣れてきた頃でした。

最初から待ち合わせのバスストップを間違えて、片言の英語でなんとかホテルに着いたこと、会場へ行く途中、クラシックカーのパレードに紛れてしまったこと(渋滞で到着時間がちょっとハラハラ、本番前でなければゆっくり写真をとっていたかも。十分時間に余裕があったのでなんの支障もなく会場には到着!!)、静かに聴き入っているコンサート本番中、カメラを落としてしまったこと・・・音が響き渡ったかな?休憩終わって後半のコンサート、「となりの熊さん」にメガネをかけ忘れてしまったこと、毎日のようにライン河へ連れて行って下さって、ライン河の様々な日常の風景を感じることが出来たこと、羊の群れが道路を横断するをゆったりと自動車を止めて眺めていたこと、東ドイツへもご案内いただいて、バッハの生誕の地でピアノを弾いたこと、ホテルで夕食をとりながら、夕陽に映えるヴォルトブルグ城を眺めたこと、そしてシューベルト冬の旅で歌われている町での思い出、あの風の穏やかで香りのあまかったこと・・・etc

デッセルドルフ教会の皆様には本当に本当にお世話になり、温かいおもてなしをいただきました。今でも心に残る思い出です。あれから12年も時が過ぎたのですが、昨日のことのように思います。
今日はシューベルト冬の旅より「菩提樹」をお聞きください
動画はお招きいただいた時に撮った写真で編集しています

アイキャッチの写真は、布引ハーブ園の写真ですが、ヴォルトブルグ城を複製しているとのこと。昨年ハーブ園森のホールでコンサートをした折に初めて知りましたf^^; こんなに身近にドイツがあった・・・

by 風の旅っ子


 

時田直也音楽事務所