あの日から25年、今朝の お さ ん ぽ 【たんぽぽは風にのって】

2020/01/17 Fri
今年はうっすらと雲の残る中、自宅からHAT神戸を経由して震災後にできた遊歩道を西へ、東遊園地へと向かいました。

最近時々散歩で歩く道ですが、やはり今日は少し雰囲気が違います。東遊園地発で震災ウォークをされる皆さんの団体さんと何度も遭遇し、皆様とはは逆向きに歩いて東遊園地へ向かいました。

途中「神戸港駅の記憶 5:46」 思わすシャッターを押してしまいました

希望の灯火の前でひとり黙想

記帳、献花

そして、「輝」の竹燈籠に蝋燭の灯火を灯しました
少しの風で消えそうになる火を手で覆ってやっとのことで灯しました

ふっと、昨年クリスマスの「聖なる炎」ラニエロの灯し続けた蝋燭の灯火のことが頭をよぎりました。 竹燈籠に灯された灯火の数だけ、そしてそれ以上に一人ひとりが命の灯火を灯し続けて今を生きています。 今年の言葉は「きざむ」! 心に記憶に何が刻まれることでしょう!

メディアの足場に「海抜10m」の印が刻まれていました。
東日本大震災の津波は20m・・・どんなに高い水の壁が襲ってきたことか、想像するだけで気が遠くなりました。

帰り、市役所のロビーで一服 ^^ ばったりと、ご近所の奥様に遭遇、あれこれと話が進み、気がつけば12:00を過ぎていました。

そんな震災から25年目の朝でした。

記:管理人

夕方5:46 at東遊園地

あれから24年、ここ数年毎年東遊園地へ来ています

少し、落ち着いてあの日のことを、あの日からの日々を振り返ることができるようになったのかもしれません。身近で亡くなった人はいませんでしたが亡くなった方々に思いをよせてみようと思えるようになったからかもしれません。20年を過ぎた頃からでしょうか、東遊園地へ震災当日に行くようになったのは・・・それまでは自分が生きていくことで精一杯だったような気がします。

相変わらず朝が苦手なこともあって、今日も夕方に東遊園地へ

ネームプレートのかけられているホールの上は献花の花で真っ白になっていました。

今年の言葉は「むすぶ」! ふと、何を結んでゆくのか・・・一つのKey Wordをいただいたように思います。

そして、ず〜〜〜っと長い「冬の旅」をしてきたように思う今日この頃。そう思えるようになったから東遊園地へも行けるようになったのかもしれません。

今年は「となりの熊さん」追悼コンサートはちょっとお休みですが、やはり続けて行きたいねと話しながら東遊園地を後にしました。

3年前のコンサートですが、この日に、またあの時からの日々を思い起こしながらお聴きいただけましたら幸いです。最初の案内のところはちょっと飛ばしてコンサートが始まったところからお聴きくださいね!

1.17阪神・淡路大震災 今年もこの日がやってきました

1月17日、今年もまたこの日がやってきました。

震災の年に生まれた子供は今年で24歳、赤ちゃんから青年に成長する程長い年月が過ぎていきました。自分にとって長かったのか、短かったのか・・・わかりませんが、とにかくこの24年は神様によって持ち運ばれた日々の積み重ねだったと思います。これを機に急に何かが変わる訳ではありませんが、今あるところから一歩、また一歩と踏み出して行こうと思います。

夕方東遊園地に着いたのはちょうど5:46分、たくさんの方々とひと時黙祷を捧げました。


 

時田直也音楽事務所