あなたは笑うかもしれないけど・・・

#夜明けの祈り感想 など
静かに流れてゆく画面を見ながら、吹き替えがなかったので字幕を読んでいると情景を説明している時間がありませんでした。
一人で見るときは、言語に字幕、が一番映画の世界に浸れるのですが、「となりの熊さん」といる時はそうは行かない。吹き替えだと情景をタイムリーにそれなりに説明することができるけれど、今回は吹き替えなし、字幕のみ、場面展開が早くて(自分自身の語彙がないのは棚上げにして > < )字幕も読み終わらないうちにつぎの場面へ行くことも・・・。吹き替えは嫌やと言ってられないなぁ、ユニバーサル上映会、情景描写をしすぎで少し説明しすぎ・・・etc そんな文句を言っているよりも、やっぱり必要なんやなぁ、と思いました。

信仰、命、戦争、生き方、いろんなことを考えさせられた映画でした。人はその立場で生き様を自由に選択することができる。そんなことも感慨深く心の中に残っています。与えられた自由意志でどのように生きるかは同じ環境の中にあってもそれぞれに違うことが終わりに近づくにつれてはっきりとしてきます。

そんな中で、最後にシスターマリアがマチルドに宛てた手紙の中に

「あなたは笑うかもしれないけれど。神があなたを私たちの元に使わしてくださった。・・・」

このフレーズにアーメンと答えてしまいました。

祈りに答えたもう神、夜明けに祈っていたシスターたちの叫びをイエス様はしっかりと聞いてくださり、一人の女医を使わされた。現実の厳しさの中で最善をなされる神の導き、マチルドがコミュニストだったということも含め、感慨深い映画でした。

それにしても、小さな映画館内、座席指定と字幕を読むのにめっちゃ気を使いました。声を出すことができなくて息づかいだけで読んでいたので、「となりの熊さん」も聞きづらかったようですが、この映画は眠らずに最後まで見ていたようです。(笑い)

by 風の旅っ子


 


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